学園とVRMMOの世界を行き来する、おねショタ系作品。エロシーンの嗜好は、おっぱい(パイズリ等)、フェラ、チンカス掃除が重視されている。ヒロインの卑語たっぷりのユニークな台詞回しも魅力的だ。
本作の特色について
戦闘よりもエッチがメイン
主人公のつかさは、見た目が女の子っぽい低身長の男の子。ただし、ちんぽだけは20cmという種馬サイズで、おまけに性欲絶倫だ。
5人のヒロインは、義妹の葉桜を除けば、全員爆乳のお姉ちゃんタイプ。シーリスと美織以外のヒロインのつかさに対する好感度は最初からMAXに近く、つかさの恋人となれば甘々なセックス三昧の日々が約束されている。
本作の内容は、そんなつかさとヒロインが、現実の学園とVRMMO『プリンセスハートリンク』の世界を行き来し、そのどちらでもエッチしまくるというもの。VRMMOモノらしく不正プレイヤーたちと戦ったり、PvPトーナメントを勝ち上がったりすることもあるが、そんなのはエッチのついでである。
PHLではプレイヤーの性格が変化する?
PHLの世界では、プレイヤーの性格は、こうあれかしと思う理想の自分に近づくという。だから、つかさもヒロインたちも、ゲーム内ではリアルとは違った性格になる、という設定だ。
実際、シーリスについては、「リアルでは居丈高な異国のお姫様、PHLでは従順な妻」というギャップがはっきりしている。
しかし、シーリス以外のヒロインについては、リアルとPHLの性格差がいまいち伝わってこなかった。彼女たちは、リアルでもPHLでも「つかさを甘やかして、エッチなことを何でもしてくれるお姉さん(または妹)」という印象がとても強いからだ。その印象が強すぎて、設定上の差異など誤差程度にしか感じられなかった。
公式のアピールポイントからギャップ萌えを期待している方は、この点を注意したほうがいいだろう。逆に、単純におねショタの甘々変態セックスを期待している方にとっては、こちらのほうが都合が良いかもしれない。
ちなみに、リアルとPHLで、ヒロインの性格が具体的にどう違うのかというと、設定上は以下のとおりだ。
あなたのおちんぽがどんなに気持ちいいか知っている
PHLには、エンゲージリンクという所謂結婚システムがある。エンゲージリンクを結んだ夫婦は、お互いの感覚が共有されるため、共闘する場合に有利に働くというシステムだ。
この感覚の共有は本来、ゲーム内に限られる。ゲームプレイのために体内に注入されたナノマシンは、リアルでの生活に影響を及ぼさない……はずが、何故かつかさとヒロインに限っては、リアルでも感覚を共有する羽目になるのだ。
そのため、ヒロインはリアルでつかさがエッチな妄想に耽るたびに、彼の性欲の煽りを受けることになる。シーリスや美織といった優等生にとっては、なかなか辛い状況だ。
とはいえ、つかさもヒロインも、エッチなこと自体は嫌いじゃない。むしろ大好きだ。
ヒロインはパイズリや口淫奉仕をして、つかさのちんぽが気持ちよくなっているのを感じ取り、あそこが濡れ濡れになる。つかさも、ヒロインのおっぱいを揉んでいるときに、ヒロインがどれだけ気持いいのかを感じ取れる。
つまり、お互いの行為によってもたらされる快感が相手にも伝わり、ときにお互いの快感を相乗するのだ。最高ではなかろうか?
エッチなお姉さんに恥垢を掃除してもらい、おしっこを飲んでもらう
すべてのヒロインは、つかさの特大包茎おちんちんをこよなく愛している。包茎の皮剥きも、包皮の裏に溜まったチンカスのお掃除も甲斐甲斐しく行ってくれる。
もちろん、ティッシュでごしごしと拭き取るなんて無粋なことはしない。お口やおまんこ、アナル、おっぱいを使って、丁寧にお掃除してくれるのだ。そうして拭ったチンカスは、外へ吐き出すのではなくて、ちゃんと味わってくれる。
また、ヒロインはみんな、お口(または、まんこ)を小便器として扱われることに吝かではない。だから、射精後に尿意を催したなら、そのままヒロインのお口や膣に注ぎ込んでもいい。ヒロインは、それはそれは美味しそうに飲尿してくれることだろう。
おっぱい星人のためのエロシーン
エロシーンは、おっぱいとお口を使ったプレイがとても充実している。
本作の基本CG枚数は91枚だが、そのうち20枚はパイズリないしパイズリフェラで、10枚はその他の口淫系だ。そして4本あるHアニメは、全部パイズリ(~パイズリフェラ)である。パイズリ以外でも、おっぱいを弄るシチュエーションを描いたCGは豊富にあり、おっぱい星人のために作られたエロシーンばかりだ。
つかさがヒロインの膣やアナルを責めている場合でも、たわわに実ったおっぱいは存在感を失わない。うつ伏せになって潰れた下乳、つかさの頭部を包み込む胸の谷間、手のひらで弄られる乳輪、電マで責められる乳首など、ヒロインたちのおっぱいは実に様々な表情を見せてくれる。
また、美織と葉桜以外のヒロインには、妊娠ぼて腹状態で母乳を吹きながらするエロシーンもある。葉桜には妊娠ぼて腹のCGこそないが、授乳手コキという定番のバブいエロシーンは葉桜だけのものだ。
エロシーンは卑語たっぷりでユニーク
本作のエロシーンは、大量の卑語を含んだユニークな台詞回しも特徴的だ。一つ一つのエロシーンに、よくもまあこんなに卑猥で面白味のある台詞を盛り込めたものだと感心する。もちろん、その台詞を淀みなく声に出す声優さんの演技も素晴らしいものだった。
エロシーン数 合計51:シーリス 12、美織 12、ロゼ 9、まひろ 9、葉桜 7、美織&まひろ 1、シーリス&ロゼ&葉桜 1
作品の評価
評価:優 この作品はVRMMOを題材にしているが、いつの間にかログアウトできないデスゲームになったり、ゲームと思っていた世界が実は本物の異世界だったりするわけではない。
本作にとってのVRMMOは、ファンタジーゲームの世界でエッチするための舞台装置だ。VRMMOとしての設定の多くは、ライトノベルなどにありがちなテンプレであり、独自性はほとんどない。唯一オリジナリティのある「エンゲージリンク」については、ほぼエロ用途に特化している。
そのため、いちVRMMO好きの視点からみると、序盤のストーリーはどこかで見たようなチュートリアルの焼き直しで、退屈に感じる。また、ヒロインたちは最初から主人公が好きか、あるいはチョロインなので、恋に落ちてからエッチするまでの展開が拙速だ。
しかし一方で、最も肝心なエロシーンについては非常に良く出来ていた。基本CG枚数は91枚+α、エロシーン数は51もあり、コスパという点でも優れている。おっぱい、チンカス掃除、フェラが好きで、さらに卑語盛りだくさんの台詞回しを好む方にとっては、最高にヌケる作品ともなり得るだろう。
ヒロインは多少意地悪なこともするが、基本的にはつかさを甘やかしてくれる。リアルとPHLでのヒロインの性格差は上手く表現できているとは思えなかったけれども、甘々で変態ちっくなおねショタの日々は想定以上にエロかった。