スラヴ系の聖職者一家の近親相姦もの。父母姉弟の4人が、それぞれの思惑を抱えて淫らに交わる。エロシーンは父娘、息子と母、姉弟、近親3Pなど近親姦に特化しており、母娘はボディピアスを身につけている。
ログノフ家の姉弟ーーキルーシャとアリークは、幼い頃からずっと教会の敷地外に出ることを許されておらず、学校にも通っていなかった。母親にしてシスターのソーファは、父親にして神父のイヴァンの意向により、時折信者の欲望の捌け口としてケツ穴を提供していた。ただし、ソーファはイヴァンの妻でもあるから、膣への挿入だけは許可されていなかった。
主人公のアリークは、四肢が義肢の美少年である。しかし、彼は自分が義肢である理由を知らされていなかった。父による定期的な”メンテナンス”は痛みを伴うという理由でいつも調整前に眠らされているため、メンテナンス中に何が行われているのかも分からない。また、彼には日々の記憶の欠落があり、時折戻る意識が見る光景には何故か、恍惚としてよがる母娘ーーソーファとキルーシャの姿があった。
本作は、アリークが自分が何者であるかを知る物語であるとともに、彼の家族が真に欲するものを手に入れようとする物語でもある。ログノフ家の近親姦はそのための儀式であるとともに、家族としての幸せの結実でもある。エロ同人誌としてはストーリー性がかなり高い部類だが、セックスがストーリーの根幹と結びついているために、ストーリー性を高める代償としてエロがおざなりになっているということはない。
エロシーンについて、家族の組み合わせと主要なプレイは以下のとおり。
姉弟:手コキ、フェラチオ、素股、騎乗位など。
父と娘:パイズリ、顔射、正常位など。
母と息子:二穴指責め、搾乳、立ちバック、騎乗位、正常位、アナル指責め&後背位など。
父と母:正常位、後背位、緊縛放置プレイなど。
父姉弟:フェラ&後背位、二穴サンドイッチなど。
*母娘弟、近親4Pも一応あるが、メインではない。
キルーシャは舌にピアスしており、口淫時に亀頭をピアスで擦るような描写がエロい。一方、母乳が出る母親のソーファのほうは乳首ピアスであり、場面によってストレートとリングを使い分けている。また、ソーファの下腹部には淫紋が浮かんでいる。
本作は、ストーリー性とエロが両立した良作である。背徳感も充分にあるが、それは近親姦としての背徳感というより、宗教的異端としてのそれに依っている。家族全員に近親姦への忌避感情はないため、「親子でセックスするのは悪いこと」という一般的な倫理観を前提にした背徳感は薄いことに注意しよう。