とても出来の良い幼馴染(ついでに姉)の寝取られもの。舞台は学園と学生寮で、幼馴染達は制服を着たまま犯されることが多い。主人公や部員達にバレかねないシチュエーション多し。間男独占ではなく、輪姦(乱交)ありであることに注意。
あらすじ
バスケ少年の橘翔太には、宮内小鳥と九条美咲という可愛らしい幼馴染がいた。翔太は3人一緒に地元の望ヶ沼北学院に進学し、彼女達や旧友の力を借りてバスケ部を立ち上げた。翔太は同じ一年生の気の合う仲間に恵まれ、以後は順風満帆に行くかと思われた。
だが、上級生のチャラ男――剛田ツヨシが入部すると、部内の空気は一変。女癖の悪い剛田は、翔太の大切な幼馴染2人を狙って入部してきたのだ。
どんな作品か?
本作は、大切な幼馴染と姉がヤリチンのチャラ男先輩に脅されて犯されたあげく、肉奴隷にされてしまう作品だ。
主人公(翔太)が小学生の頃から好きだった小鳥(CV:井上果林)は、剛田先輩により手籠にされてしまう。また小鳥だけでなく、翔太に想いを寄せるもう一人の幼馴染(美咲 CV:綾奈まりあ)や、翔太の実姉の女教師(理子 CV:犬飼あお)までもが剛田の毒牙にかかる。
翔太はバスケの試合に勝ったら小鳥に告白するつもりだったが、彼はミニバス以来ずっと試合に勝ったことがない。対する間男の剛田は、全中ベスト8の実力者。さらに剛田の親は金持ちで学院に強い影響力を持っている。
チャラ男の剛田はいけ好かない男であるが、スペックだけならポンコツの翔太に勝ち目はない。幼馴染達も姉も心情的には翔太の味方であり続けるが、そのことが逆に翔太の惨めさを際立たせる要因にもなっている。
寝取られものゆえ、大方の結果が見えている話ではあるが、この作品はそれでも読ませるだけの魅力を持っている(→長所を参照)。
エロシーンの特色
翔太視点とヒロイン視点
シナリオは、翔太視点とヒロイン視点に分かれる。翔太視点で進めたぶんだけ、その裏側にあるヒロイン視点(=エロシーン)が解放されていく。
翔太視点とヒロイン視点を交互に見てもいいし、まずは翔太視点で完走してからヒロイン視点を見るのでも構わない。個人的には後者がオススメだ。
すぐには処女を奪われない
剛田は、いきなり翔太の幼馴染達の処女を散らせたりはしない。まずは手慣れた愛撫で牝の性感をじっくり開発してやるのが、剛田の流儀だ。
その過程で、小鳥や美咲は何度も膣内絶頂の喜びを味わうことになる。そうして初めての挿入を迎えるころには、破瓜の痛みが感じられないほどの強い快感を強制されるのだ。
この処女喪失までの一連の流れは、本作一番の見所だ。幼馴染達は当初、剛田との性行為を「作業」や「自己犠牲」とみなして、快楽をなんとか拒もうとする。しかし結局は抗えず、受け入れてしまうまでの過程が巧みな心理描写で丁寧に描かれている。
ちなみに、姉の理子は既婚者のため、処女喪失シーンはない。かわりに、欲求不満の人妻に性欲を強制開放させるシーンがある。
露出羞恥系のシチュエーションが多め
本作には、行為の最中に翔太とカーテン越しに話したり、部員達の目の前で隠れローター責めを受けたりといった、露出羞恥系のシチュエーションが豊富にある。かなりギリギリのラインを攻めており、いつバレてもおかしくないスリルを味わえる。
終盤は輪姦中心
肉奴隷となったヒロイン達は、教員達による輪姦(*作中表記。実質的には乱交)の贄として提供されることになる。終盤はその輪姦の様子を撮影したビデオを観るような形式のエロシーンだ(*赤字の画面表示は、本番が始まれば消える)。完全に堕ちきってしまい、チンポを恵んでもらえるなら何でもしてしまうヒロイン達の痴態を楽しもう。
閲覧済シーンはSS付きCGとして楽しめる
閲覧済のエロシーンは、該当するCGがSS付きCGとして閲覧できるようになる。これは要するに、CG鑑賞モードにおいて台詞付き同人CG集のように楽しめるという趣向だ。
評価
長所
+++ “壁越し”に堕ちていく幼馴染達の痴態
『壁越しの嬌声』とは、本作にこれ以上なく相応しい主題だ。
エロシーンにおいて、翔太と幼馴染達は、距離的にかなり近い場所にいる場合が多い。しかし、翔太は、剛田に犯される小鳥や美咲の姿を、はっきりとその目で見ることはない。
なぜなら、彼らの間には部屋の薄い壁やカーテンが隔たっているからだ。あるいはそれらの障害がなくても、翔太は薬を盛られるなどして夢現となっているのだ。
このため、幼馴染達は、自分の決定的な痴態を彼に目撃されずにすんでいる。もっとも、薄々気づかれているのではないかと察してはいる。しかしそれでも、実際に彼の絶望する様を見ながら犯されるのとでは雲泥の差なのだ。
“壁越し”に翔太の存在を感じるとき、幼馴染達は彼にバレないために必死だ。小鳥も美咲も彼に恋しているからだ。今は“仕方なく”剛田に身を捧げているが、“いつか”は翔太と元の関係に戻りたいと願っている。少なくとも翔太のことを大切に思う気持ちは、快楽に抗えなくなった後でも変わらないのだ。
だが、翔太を大切に思っているからこそ、幼馴染達は早々に剛田のチンポの魅力に取り憑かれてしまう。“壁越し”にバレてはいけないという緊張を強いられた結果、危機が去った後には本能がソレを求めてしまうのだろう。
想い人の目のないところでは、恋する乙女はいろんな意味で素直になれる。だから、彼女達は想い人と自分を隔てる“壁越し”に今日も堕ちていくのだ。
+++ 主人公の曖昧な絶望(結末ネタバレ考察注意)
“壁越し”に、翔太は幼馴染達の痴態を目撃してこそいないものの、その嬌声は聞こえてしまっている。しかし、それで直ちに喘いでいるのが自分の大切な幼馴染だと同定できるわけではない。
というのも、壁越しに聞こえる嬌声はひどく獣じみており、普段の小鳥や美咲の優しい声とは似ても似つかなかったからだ。……現実的に考えるとなかなか無理のある話ではあるが、それだけ翔太は彼女達を愛していたのだろう。むしろ愛しているからこそ、壁越しの嬌声が幼馴染のそれだと気づきたくなかったのかもしれない。
何にせよ、そもそも翔太に剛田と“誰か”の情事に介入する気概さえあれば、彼はすぐにその“誰か”を暴くことができたはずだ。しかし、すっかり剛田に対して劣等感を抱いてしまっている彼には、それができなかった。また、幼馴染としての関係まで壊したくない彼には、彼女達の痴態を暴き立てることなど怖くてできないのだ。
翔太にとっての絶望が壁やカーテンの向こう側にあるのはほぼ間違いないにしても、それを直に見るまでは、不透明な絶望感は曖昧にたゆたうだけだ。さらに幼馴染達は、完全に以前のようにはいかないにしても、翔太にはなるべく優しい顔をみせようとするし、彼もまたそのような曖昧な関係を受け入れてしまう。
大切な幼馴染達と物理的にも心理的にも壁一枚を隔てられた状態で、翔太は曖昧な絶望感のなかに一筋の希望を見出そうとする。それは幼馴染達が“いつか”そうなることを夢見て、けれども諦めてしまったものと同じだ。
しかし、幼馴染達に快楽という逃げ道が用意されていたのに対して、翔太にはそれ以外に何も残されてはいなかった。だから、彼はずっとその“いつか”を待ち続けるほかないのだ。
決定的な絶望を見せつけられるよりも、こうした生殺しのほうがある意味では残酷だろう。ひどく惨めで、不快感がじわじわと溢れてくるような良いシナリオだった。
+++ 圧倒的なCG枚数と“濡れ”へのこだわり
基本CG43枚、エロシーン31本。千円台の作品とは思えない大ボリュームだ。
差分変化は、ヒロインの表情のほか、発汗により濡れた着衣、膣からの愛液噴出や射精差分などが主。蕩けた表情はややワンパターンだが、エロさは充分伝わる。腰から下の作画は安定しないものの、パイパンまんこや濡れた下着やシャツの表現は悪くない。
短所
-- 作画はエロいが、上手くはない
ヒロインの髪型以外、肉体の描き分けができていない。小鳥、美咲、理子に血の繋がりはないのに、3人とも同じ顔で同じ体つきをしている。服装やポーズに違いのある立ち絵が一番描き分けられている。
序盤のエロシーンほど作画が不安定。CG鑑賞1ページ目では、おっぱいがまるでバスケットボールに見える。ただし、2ページ目以降ではちゃんと胸の形になっている。
総評
評価:優 シナリオが寝取られものとしてかなりレベルが高い。多少無理のある設定や強引な展開もあるが、その欠点を埋めて余りあるほど主人公やヒロインの心理描写が上手い。『壁越しの嬌声』というのも単なるタイトルではなく、一貫性のある主題としてストーリーに深みをもたらしている。
作画はお世辞にも上手いとは言えないが、エロさは伝わってくる。汗などで濡れた着衣について、同人らしいこだわりが見られるのも良い。千円台の低価格作品なのにミドルプライス級のCG枚数があり、それらをエロシーンのためだけに贅沢に用いている。
桜咲く工房さんの作品をプレイするのはこれが初めてだが、こんなに良い作品だとは予想だにしていなかった。5月16日までは過去作が半額になっているので、いくつか買ってみるのもいいかもしれない。
エロシーンのリスト
このリストは、表示件数を増やしたり、並べ替えたり、任意の文字列で検索したりすることができます。No. | ヒロイン | 相手 | プレイ | 場所 | 衣装 |
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01 | 小鳥 | 剛田 | スカートを自ら捲り上げる。 手コキ。 | 保健室 | 制服 |
02 | 小鳥 | 剛田 | パイズリフェラ、目隠しパイズリフェラ。 | 保健室 | 制服 |
03 | 小鳥 | 剛田 | 手コキしながら背後から愛撫される。 手マンで何度も強制絶頂。 | 保健室 | 制服 |
04 | 小鳥 | 剛田 | 剛田の上に跨がり、手マンされる。 窓際で顔を曝け出した状態で、手マンされる。 | 保健室 | 制服 |
05 | 小鳥 | 剛田 | シックス・ナイン。 | 保健室 | 制服 |
06 | 小鳥 | 剛田 | カーテンの向こうに翔太がいるのに、素股→挿入(処女喪失)。 | 保健室 | 制服 |
07 | 美咲 | 剛田 | 立ったまま背後から愛撫される。 | 体育倉庫 | 制服 |
08 | 小鳥 | 剛田 | 翔太や部員達の前で、隠れローター責め。 | 体育館 | 制服 |
09 | 小鳥 | 剛田 | 背後から手マン。 対面座位。 | 剛田自室 | 制服 |
10 | 美咲 | 剛田 | 背後から愛撫される。 | 体育倉庫 | 制服 |
11 | 美咲 | 剛田 | 片足立ちで背後から手マン。 立ちバック素股。 | 体育倉庫 | 制服 |
12 | 美咲 | 剛田 | 作戦会議中、翔太や部員達の前で隠れローター責め。 | 視聴覚室 | 制服 |
13 | 美咲 | 剛田 | スカートを自ら捲り上げる。 手マンで何度も強制絶頂。 | 保健室 | 制服 |
14 | 美咲 | 剛田 | カーテンの向こうにいる翔太と電話しながら、素股→挿入(処女喪失)。 | 保健室 | 制服 |
15 | 美咲 | 剛田 | 翔太と電話しながら、背面座位。 後背位。 | 保健室 | 制服 |
16 | 美咲 | 剛田 | 背面座位。 | 剛田自室 | 全裸 |
17 | 小鳥 | 剛田 | 背面座位。 | 剛田自室 | 全裸 |
18 | 理子 | 剛田 | フェラチオ。 | 体育倉庫 | 教員衣装 |
19 | 理子 | 剛田 | 立ちバック。 | 体育倉庫 | 教員衣装 |
20 | 理子 | 剛田 | 側位。 | 体育倉庫 | 全裸 |
21 | 理子 | 教員達 | 教頭と背面座位でハメながら、他の教員達にフェラ&手コキ奉仕。 | 教頭室 | 全裸 |
22 | 小鳥 &美咲 | 剛田 | 翔太の近くで会話しながら、剛田による隠れ手マン。 | 翔太自室 | 制服 |
23 | 小鳥 &美咲 | 剛田 | 眠る翔太の傍らで、剛田へのダブルフェラ。 | 翔太自室 | 制服 |
24 | 小鳥 &美咲 | 剛田 | 眠る翔太の傍らで、小鳥と美咲が抱き合い剛田とセックス。 | 翔太自室 | 制服 |
25 | 美咲 | 教員達 | 多くの手により全身を愛撫される。 | 不明 | 全裸 |
26 | 小鳥 | 教員達 | オナニーしながら、教員達のチンポをおねだり。 | 体育倉庫 | 制服 |
27 | 小鳥 | 教員達 | 後背位でハメながら、他の教員達にフェラ&手コキ奉仕。 | 体育倉庫 | 全裸 |
28 | 美咲 | 教員達 | 【両手足拘束】【口枷&目隠し着用】多くのローターで責められながら、ぶっかけられる。 | 保健室 | 制服 |
29 | 美咲 | 教員達 | 後背位&フェラチオ。 | 保健室 | 全裸 |
30 | 小鳥 &美咲 &理子 | 教員達 | 眠る翔太の傍らで、教員達のチンポをおねだり。 | 保健室 | スリングショット |
31 | 小鳥 &美咲 &理子 | 教員達 | 眠る翔太の傍らで、3人並んでそれぞれ後背位→全身に卑猥な落書き。 | 保健室 | スリングショット |