至高のフル3DアニメーションRPG。エロシーンは完全女性上位かつ男性被虐で、足フェチや尻フェチ向けのプレイが充実している。性的嗜好が合うようなら、絶対に買ってプレイするべき大傑作だ。
あらすじ
人の国の王子ヒーローは、人攫いの魔女達を討伐するため、魔女の国へとやってきた。ヒーローは魔女ディーラーに敗北し、彼女の奴隷にされかけていたところを、妹のアリスに間一髪で助けられる。
アリス曰く「私はお兄様より強い」ので、自分が兄の代わりに魔女狩りをすることになったのだという。ヒーローは、妹に大切な使命を奪われそうなことに反発するが、すでに父王の許可を得ていたアリスは少しも譲らない。
アリスは、ヒーローに決闘を挑み、もし自分が勝ったら”言うことを聞いてもらう”と宣言。ヒーローはこの決闘を受け入れたが……。
どんな作品か?
足フェチと尻フェチ向けの、完全女性上位かつ男性被虐のフル3DアニメーションRPG。主人公が兄の威厳と人としての尊厳、そして大切な使命を取り戻すため、自分より遥かに強い妹に何度も挑み続けてレベルアップ! アリスを打倒し、彼女に自分の”望みを聞き入れてもらう”ことがゲームの目的だ。
本作は、「ビギニング」とタイトルで謳っているように、大きな物語の序章という位置づけのようだ。しかし、本作は低価格にして少なくともミドルプライス以上のコンテンツ量があり、ストーリーについては2人のヒロインとの関係では一応の決着がつく。――ただしそれは、ヒーローにとっては本望かもしれないが、人としては最低な形で、だが。
本編(EP1)は体験版(EP0)よりずっとハイクオリティ
太っ腹なことに、本作の体験版は、EPISODE 0(以下、EP0)が丸ごと収録されている。このEP0の3Dアニメーションの尋常でない完成度の高さを目の当たりにすると、多くのプレイヤーは製品版の本編となるEPISODE 1(以下、EP1)にも”同程度の期待”を寄せてしまうことだろう。
しかし多くの場合、あなたがEP0を見て抱いただろう期待は、儚くも裏切られることになるのだ。――なぜならば、EP1の3Dモデルは、EP0よりも遥かに、ずっと、とてつもなく優れているからだ。
そのあまりに信じがたい現実を知るために、まずは下の画像を見比べてほしい。ディーラーもアリスも、どちらもほぼ同じポーズで撮影してある。
ディーラー(EP0)の足裏が全体的にのっぺりとしている一方で、アリス(EP1)の足裏には血が通い、細かな凹凸や皺までもが美しく表現されているのが分かるだろう。
次に、二人の美尻も比較してみよう。
こちらも肌の質感の差が明確に出ている。特にパンティの布としての質感やディテールの詳細さには、非常に大きな差がある。また、布が隠す先――つまりは、マンコやアナルについても、その差は歴然なのだ。
上の画像では、分かりにくいかもしれないが、アリスの人差し指とクリトリスが粘着質な糸状の愛液によって繋がっている。本編では、アリスが指で自分の陰核をタップしながら、ローションのように粘りつく愛液をヒーローに見せつけている。
なお、ディーラーの尻には、アナルが簡略的にしか描かれていない(*そもそも無い場合もある)。一方、アリスとヘルバのアナルは、二人の肉体的個性の差を反映したうえで、とてもリアルに無修正のまま描き分けられている。
妹様との決闘は一筋縄ではいかない Part.1
アリスとの決闘(EP1)は、EP0のディーラー戦と同じく、古式ゆかしいコマンド選択式がベースだ。ただし、ジャストアタック&ガード、QTEといった概念が導入されており、プレイヤースキルが反映されやすいシステムになっている。
アリスは、EP1でヒーローと直接決闘する唯一の相手だ。
この妹様は理不尽なほど強い。初戦は当然、その後に続く何度かの決闘でも、ヒーローの敗北はほぼ確定している。そしてヒーローが敗北すると、アリスによるお仕置き調教が行われ、人としての尊厳をどんどん奪われてしまうのだ。
では、アリスとの決闘は最初負けイベントで、イベントを消化し終わったら弱体化するのか? と、あなたは疑問に思うかもしれない。
だが、それは半分正しくて、半分間違っている。アリスとの4回戦くらいまでの決闘は確かに負けイベントと言っていいが、その後は別に、アリスは弱体化なんてしないからだ。
この妹様は、最初からずっと強いままなのである。だから彼女を打倒するためには、ヒーロー自身が強くなるか、もしくはあなた自身のプレイヤースキルを向上させるしかない。
ヒーローは、アリスと戦うたびに強く成長していく。たとえ負けても経験値は入るし、ボーナスアイテムも取得できるからだ。
だから、タイミング良くボタンを押すタイプのアクションが苦手な方や、そもそも使用中のPCスペックが低すぎてジャスト・アクションできない方でも、めげずに戦い続けていれば、”いつかは”アリスに勝てる日も来るはずだ。具体的にはLv.8くらいから、アイテムの大量使用を前提にゴリ押しで勝てる目も出てくる(*カンストはLv.10?)。
また、ヒーローは、装備品を揃えて強化することもできる。その装備品を売っているのは、本作のもう一人のヒロインである魔女ヘルバだ。
熟女のエッチなサービスと借金奴隷
湖畔の洞窟に住むムッチリ熟女の魔女ヘルバは、人間に対して表向き協力的な商人だ。そのへんに落ちている木片やら小石やらを持ち込めば買い取ってくれるし、金さえ払えば何でも売ってくれる。そしてそれは単なる装備品だけでなく、性的なサービスも含まれている。
ヘルバは、ヒーローがどれだけ取り繕おうとも、彼のドMな本性を確かに見抜いている。だから、ヘルバが行うサービスは、常に女性上位で射精させるプレイばかりだ。
ヘルバのサービスを受けるには、当然ながら相応の対価が必要だ。その対価は、サービスチケット1枚につき1億。……とても支払える金額ではないが、もちろん抜け道はある。だが、調子に乗って借金を増やし続けていると、そのうち奴隷契約を結ばされることにもなりかねない。
ヒーローの目的はあくまでアリスを倒し、魔女狩りの旅を続けることだ。決して豊満な熟女の肉体に押し潰されながら、ピュッピュと潮のようにザーメンを吹き出す生活を送ることではない。だから、ヘルバの性奴隷という地位が内心どれだけ魅力的に思えても、ヒーローは打倒アリスに向けて日々研鑽を積まねばならないのだ。
妹様との決闘は一筋縄ではいかない Part.2
ヒーローを充分にレベルアップさせ、装備を整えたならば、あとはアリスを打倒するだけだ。しかし、たとえステータス的にアリスに追いつき、相応のプレイヤースキルを駆使しても、アリスに勝つのは容易なことではない。
なぜならば、アリスの決め技はほぼすべて極技だからだ。ヒーローは無様に地べたに転がされ、関節を極められながらチンポも虐められるのだ。
アリスの極技を一度くらうと、大ダメージを受けてしまう。だから、勝つためには極力回避すべきなのだが………本当に、回避すべきなのだろうか? むしろ極技をかけられたまま、噴水のように射精させてもらえるまで我慢すべきでは? という欲望が芽生えてしまうのが、人情というものであろう。
しかもアリスの決め技は数種類あり、善戦すればするほど未だ見ぬ技を仕掛けられる可能性が高まる。あなたは、そのすべてを体で受け止めたいという欲望を自制することができるだろうか。
また、アリスは天性の女王様気質であり、牡奴隷の心を折るための演出というものを良く分かっている。あなたには、ぜひ我らが妹様の仕掛ける嫌がらせを無垢な心のままで受け止めていただき、そして絶望してもらいたいものだ。
ゲームの攻略について
結論からいうと、本作に攻略チャートは不要なので、自由に進めていい。
このゲームのメインクエストは”アリスに決闘を挑み勝利する”ことに集約されている。ゲームの自由度が高そうに見えても、基本的には一本道に近い。イベントマーカーも表示できるので、(不具合で対象が消えていない限り)クエストで迷うことはない。
また、一度アリスに勝利して”勝利の報酬”を得た後は、コレクションから未回収シーンの開放条件を見ることができる。未回収シーンはこれを参考に後から全部回収できるので、初回プレイは好きなように進めて構わない。
アリスとの決闘については、これまで述べてきた通り、レベルを上げてアイテムを沢山使えば何とかなる。
一つだけ注意すべきなのは、本作はリリースされて間もないため、DLsite_Ver.1.1の時点では進行不能となる不具合に遭遇しやすいということ。私はゲームクリアまでに3~4回程度それに遭ったが、全部、直近のセーブデータから再開すれば解消される程度のものだった。これからプレイする方は、こまめにセーブすることだけは忘れないでほしい。
各ヒロインの特色とエロシーン
アリス CV:かの仔
ヒーロー王子のサディストな妹様、つまりはドS王女。マンコはパイパンで、肛門も無毛。
本人が語るところによれば、ヒーロー以外の牡奴隷の調教経験も豊富なようだ。どうせセックスするなら、ゴリッゴリの強い男を騎乗位でパンパン犯すのが好きだという。ヒーローはもちろんアリスの好みの対象外なので、彼が”夢の中”以外でアリスとセックスする(逆レイプされる)ことはない。
エロシーンについては、下の具体例リストを見れば分かるように、奴隷に辱めを与えることを目的としたプレイがほとんど。奴隷ごときに甘美な快楽を与えてやる気はないようだ。そんな扱いで射精するのは、ヒーローが真正のマゾだからにすぎない。
なお、アリスには通常のエロシーンのほかに、「秘密の調教」というショートアニメ集がある。これには本編未使用のアニメが含まれている。また、アリスの決闘における加虐プレイ集も、回想のなかで閲覧できる。
ヘルバ CV:佐倉あり
洞窟に住む魔女の商人。全身ムッチムチ体型の褐色肌の美熟女で、アイテムだけでなく性的なサービスも売ってくれる。脇毛が生えており、マンコや肛門周辺にも毛が生えている。
ヘルバは、アリスと違って、ヒーローを虐げるよりもマゾ快楽漬けにする方向で調教する。パンストを履いた脚・足だけでなく、お口やアナルなど体のいろんな部位を使って変態的に搾精してくれる。
ディーラー CV:岬塔子 / Ko Clover
見た目がかなり洋ゲーテイストな魔女。EP1ではほとんど出てこないので、語れるほどのこともない。EP0がディーラーとのエロシーン(決闘)なので、気になるなら体験版をプレイしてほしい。
評価
評価:秀 歓喜で心が震えっぱなしになる作品だった。発売日翌日の夜中に購入し、時間を忘れてプレイし続けていたら早朝を迎えた。たったの2千円程度の作品なのに、そんじょそこらの商業ミドルプライスよりもコンテンツが充実している。
エロシーンはすべて3Dアニメーションだというのに、豊富にある。もし本作の続編が同じボリュームのままフルプライスで発売されたとしても、私はそれが高いとは思わず、嬉々として購入するだろう。
既存の同人のレベルを遥かに超越したグラフィックは、ヒロインの肉体に生命を宿している。血の通った肌はほんのりとピンク色に染まり、皮膚の向こう側には筋肉と骨がある。唾液に濡れながらもザラザラとした舌の質感と滑らかな動きがとても生々しい。着衣のままでもユサユサ揺れる乳房だけが、このリアリスティックな造形のなかに良い意味での非現実感を醸し出している。
また、ヒロインの衣服には材質の表面的な質感だけでなく、ストッキングやパンティの生地の厚みまでもが再現されている。このことは、本作において特にこだわりのある足フェチや尻フェチ向けの被虐プレイに対して、最高のシナジーをもたらしている。おかげで、ヒロインの足や尻は、単に視覚的に美しいだけではない―― 一日中ブーツを履いて蒸れたストッキング越しの足裏や、薄いパンティでは封じきれない放屁の臭いまでもが、ダイレクトに伝わってくるかのようだ。
本作は、このようなグラフィックがあるというだけでも恵まれた作品だ。なのに、そこに完璧に役にはまった声優の演技が加わったことで、未だかつてないほどの至高のエロさが表現されている。
抜きゲーとしての根幹部分が神懸かっているために、それと比べてついでのようだが、ゲームパートもなかなか面白かった。最近のエロ同人ゲームにしては難度高めなバトルで、それだけに初勝利を収めたときには強い達成感を覚えた。ゲームクリア後のエンディングも、シンプルにエロに特化したストーリーの結末としては納得のいくものだった。
そんな本作を点数で評価するなら、100点中の100点だ。今後のアップデートで、ゲームシステムが今よりもずっと安定したのなら、点数の上限を突破して110点だ。これを読んでいるあなたが、美女や熟女の足・尻を好み、さらには被虐趣味もあるのであれば、他のどの作品を差し置いても本作を購入すべきだ。