エスクード『廃村少女 外伝 〜嬌絡夢現〜』短評

あらすじ

一樹たちは、籠女を犠牲に何とか姫香村から脱出したが、その後も淫欲に惑わされる日々が続いていた。

そんなある日、朱理と梓が昏睡状態となり、夢の中で村の意思に囚われてしまう。一樹の夢に現れた籠女によれば、どうやら地文会の面々はまだ完全に姫香村の呪縛から逃れられたわけではない、という。

姫香村の呪縛から完全に解放されるためには、夢の中にある姫香村の集合体ーー姫誘館ひめおびのやかたの深部に封印されている籠女を解放しなければならない。一樹は籠女から鈴を授かり、地文会のパートナーとともに姫誘館を探索するが……。

作品解説と評価

『廃村少女 外伝 〜嬌絡夢現〜』は、『廃村少女』本編で籠女を犠牲にしたルートから繋がる作品だ。

エスクード『廃村少女 ～妖し惑ひの籠の郷～』レビュー(評価：優)

廃村を舞台にしたハーレムサバイバルの傑作。田舎伝奇でありながらも陰惨になりすぎないストーリー、和姦も陵辱も両方楽しめる独占的なエロシーンが魅力的だ。フェラ、オナニー多め。近親姦、緊縛系SM、複数プレイあり。

erogekatari.com

2025.01.27

外伝は序盤からヒロインのルートが絞られ、一樹に特定の誰かを選ばせるストーリー展開になっている。ただし、その”誰か”は、本編ではサブヒロインだった女子部員たちーーエマ、つばめ、由良々、澪&愛香に限られる。籠女、朱理、梓の3人は、外伝ではサブヒロイン扱いだ。

エマ、つばめ、由良々については、良くも悪くも本編から印象の変わらないヒロインだった。エロシーンでは、本編にはなかったプレイが楽しめた。例えば、エマにはアナルセックス、つばめにはイラマチオ、由良々には馬乗りパイズリなどがあった。

逆に本編とは印象の異なるヒロインとしては、愛香がいる。本編の愛香は私にとってあまり印象深いヒロインではなかったが、外伝の愛香は最もスケベなドMヒロインとして存在感を発揮していた。澪は愛香ほどキャラ変していなかったが、彼女たちは外伝において切り離せない関係だった。

外伝のストーリーについては、はっきり言えば、本編と比べて退屈だった。外伝のヒロインルートは、どれも類似のストーリー構成に基づいている。そのため、外伝の主要イベントが起こるタイミングやそのおおよその内容は、どれか1つのルートを終えた後では容易に予想できてしまう。澪&愛香ルートは、他と比べて少し毛色が違うが、それでも基本的な構成はあまり変わらない。

外伝は「本伝サブヒロインのファン向けの単なるキャラゲー」と割り切れないと、物足りなさを感じるかもしれない。基本CG枚数も25枚と決して多くはない。

エロシーンのリスト