外部サイトへのリンクに広告を含みます。

だーくワン!『搾精病棟 ~性格最悪のナースしかいない病院で射精管理生活~』レビュー(評価:良)

看護師による射精管理もの。『淫獄団地』で知られる搾精研究所の同人作品が原作であり、原画やCVには日陰影次や一色ヒカルなど人気クリエイターが参加している。性悪女による搾精プレイや逆レイプが好きな方にオススメ。

あらすじ

童貞青年のヤマダは、3時間に一回射精しないと玉が炎症を起こすという珍しい病気持ちだ。ヤマダは両手を骨折してしまい、自分で射精管理できなくなったため、入院先の看護師に抜いてもらう必要があった。だが、彼が入院した病院は、”看護師が全員、性格が最悪”との悪評が立っていて……。

どんな作品か?

4人の若手ナースによる射精管理生活

出典:だーくワン!『搾精病棟 ~性格最悪のナースしかいない病院で射精管理生活~』(2021)

両手骨折で入院中のヤマダが、性格最悪な看護師(ナース)達により射精管理される作品。

ヤマダの担当ナースは週替りで、本作に登場するのはタチバナクロカワヤマグチヒラマツの4人。彼女達はみんな異なる方向性で性格が歪んでおり、ヤマダを搾精することへの嫌悪感や、やる気のなさを隠そうともしない。

本作でいう”射精管理”は、射精を長時間我慢させられるタイプではない。ヤマダは3時間置きに数回射精する必要があるので、その都度、担当ナースに嫌そうな顔で罵倒されながら搾精されるのだ。また、担当ナースを怒らせると、数回程度では済まされず、もう何も出なくなるまで徹底的に搾り取られることになる。

本作と原作の違い

本作は、原作の1~3巻および5巻に準拠している。つまり、モチヅキのエピソード(4巻)を除いた若手ナース編までを描いており、完結はしていない。

ストーリー展開は、概ね原作通りだ。ヒロインは原作ほど陰気ではなく、主たる属性が強調されているものの、根本的な性格は変わっていない。本作を最後までプレイした後で、原作の4巻と6巻以降を読んでも、スムーズに話に入っていけるだろう。

ただし、エロシーンに関しては、原作にあった場面がいくつか省かれている(*ヒロイン1人につき数シーン程度の省略)。また、ヤマグチとヒラマツの一部エロシーンは、原作とはやや趣向の異なる内容になっている。

各ヒロインの特色

エロシーンは合計36(タチバナ 11、クロカワ 7、ヤマグチ 9、ヒラマツ 8、タチバナ&クロカワ&ヤマグチ 1)。具体的にどんなエロシーンがあるかについては、エロシーンのリストを参照。

タチバナ (CV:未来羽)

出典:同上

当院で一番プロ意識の高い看護師さん。大企業のイケメンエリート彼氏持ちであり、ヤマダと彼氏への態度は当然のように180度異なる。

タチバナは、搾精業務については確かに不満だが、それ以上に甘ったれたヤマダの態度に嫌悪感を抱いているようだ。時折聞こえよがしな呟きでヤマダを罵り、さらにはブラック社会人としての正論で(なじ)ってくることもある。

本作のタチバナは原作よりも悪感情が表情に出ており、ヤマダへ向ける嫌悪感がより強く感じられる。しかし、タチバナも自称するように、彼女はこの病院で一番マシな性格の看護師だ。

クロカワ (CV:一色ヒカル)

出典:同上

当院でモチヅキ(*本作未登場)と双璧をなすメンヘラ看護師さん。被害者意識が強く、他人を妬みやすい性格だ。

クロカワは自分がクズだという自覚を持っており、ヤマダも同類とみなして勝手に仲間意識を抱いている。クロカワはクズ友であるヤマダを脅して、気に入らない患者や同僚に性的な嫌がらせをしていく。

本作のクロカワは、原作よりも表情や口調が明るく、やや享楽主義的に描かれている。また、ヤマダと友達であるという意識が原作よりも強いという印象を受けた。

ヤマグチ (CV:神代岬)

出典:同上

口が悪い元ヤンキーの看護師さん。当院入院中の想い人であるニノミヤの前では猫かぶりだが、ヤマダへの態度はもちろん悪い。電動ドライバーや掃除機を使って、無理やり手早く搾精しようとする。ヤマダの肉体的負担への配慮はあまりない。

本作のヤマグチは、原作よりもヤンキー的な言動が露骨だ。また、ニノミヤへの思慕も強い。本作のヤマグチは、ヤマダをセックスの練習台に使うだけでなく、ヤマダをニノミヤとみなしたイメージプレイまで行う。

ヒラマツ (CV:海原エレナ)

出典:同上

いつも気だるげで、やる気のない看護師さん。原作では死んだ魚のような目をしていたが、本作では表情の変化が乏しく、よく溜め息やあくびが出るだけで、目はそこまで死んでいない。酔っ払ったときの愛嬌も増している。

ヒラマツはまともに搾精業務をする気がなく、雑誌やスマホをみるついでに足コキ素股で搾精する。さらに面倒になると、性処理用のマグロオナホとして、ヤマダに自分の身体を委ねるようになる。

本作のヒラマツは、性処理中であってもよく眠るので、原作よりも眠姦寄りのプレイになっている。ヒラマツは、他の3人と違ってヤマダへの嫌悪感どころか関心自体が乏しいため、積極的な搾精はしてこない。

評価

長所

++ ハイクオリティなエロゲー化

本作のストーリーはほぼ原作通りだ。キャラクターの改変は最低限。ゲームオリジナルの台詞や演出もあるが、いかにも原作ヒロインが行いそうな言動の範疇に収まっている。

原作最大の欠点である作画は、人気絵師の確かな画力により大幅にクオリティアップしている。断面図を駆使したエロシーンはとても実用性が高い。

しかし、原作のすべてのエロシーンが再現されているわけではないので、本作を気に入ったなら改めて原作を読む価値はある。

++ ヒロインの差別化

4人の若手ナースの性悪ぶりはそれぞれ異なる方向性で差別化されている。

タチバナは生真面目だが他人にも厳しく、自分が気に入らない問題児を”分からせる”ことに躊躇がない。クロカワは自他ともに認めるクズで、ヤマダを勝手にクズ友認定するとともに、便利な道具として利用しようとする。元ヤンのヤマグチは粗雑で公私混同著しく、ヒラマツはそもそもろくに仕事をしてくれない。

こうした性格の違いは、エロシーンにもそのまま反映されている。どのヒロインもキャラが立っているため、最後まで飽きずに楽しむことができた。

++ 嫌悪と粗略の搾精シーン

出典:同上

嫌悪と侮蔑を込めた視線を浴びながら罵倒され、玉の中身を空っぽにされたいなら、ぜひ本作を手に取るべきだ。多くのエロシーンはCFNM(*ただし、女性も半裸・局部丸出しが多い)であり、両手骨折した主人公は無抵抗なままだ。怒りと不満を募らせた若手ナースたちは、そんな彼であっても容赦なく搾精してくれる。

短所

- やや少ないボリューム感

本作は税別定価4千円の作品だが、基本CGは28枚しかない。だーくワン!の処女作の価格より少しだけ高いが、コスパは悪化している。

- 一部の効果音がしょぼい

ヤマグチがプロ仕様の電動ドライバーにオナホを装着して回転させるシーンにおいて、電動ドライバーの動作音がとても弱々しい。ひょっとすると静音設計なのかもしれないが、エロゲーの効果音としてはもっと派手に鳴らすのが好ましい。

総評

評価:良 原作のストーリーやエロシーンの再現度が高く、それでいてグラフィックの質が良い。個性の異なる担当ナース達から嫌悪感たっぷりの視線と罵声を浴びせられながら、ぞんざいに扱われる搾精プレイにはとても興奮させられる。

基本CG枚数は少なめであるものの、抜きゲーとしてのクオリティは高い。性的嗜好のあう方にはとてもオススメできる作品だ。

エロシーンのリスト

このリストは、表示件数を増やしたり、並べ替えたり、任意の文字列で検索したりすることができます。
No.ヒロインプレイ
1-01お姉さん妄想パイズリ。
1-02タチバナ手袋手コキ。
1-03タチバナ手袋手コキ(射精なし)。
1-04タチバナフェラチオ(口内射精)。
1-05タチバナオナホ手コキ。
1-06タチバナ騎乗位素股。
1-07タチバナ騎乗位素股。
1-08タチバナ【コンドーム着用】背面騎乗位(連続搾精)。
1-09タチバナ顔騎&前立腺刺激(連続搾精)
→エネマグラ&手袋手コキ(連続搾精)。
1-10タチバナちんぐり返し騎乗位(中出し連続搾精)。
1-11クロカワ素足コキ。
1-12クロカワ顔騎&お粥責め→顔騎&手コキ。
2-01クロカワクロカワに促されて無理やりイジュウインを眠姦(連続中出し)。
2-02クロカワオナホ手コキ(タチバナの制服目がけて射精→タチバナに顔射)。
2-03クロカワ【ハメ撮り】首絞め騎乗位(中出し連続搾精)。
2-04クロカワ【ハメ撮り】前立腺刺激&背面騎乗位(中出し連続搾精)。
2-05ヤマグチ手袋手コキ(連続搾精)。
2-06ヤマグチハイソックス足コキ&玉踏み(連続搾精)。
2-07ヤマグチ電動ドライバーに装着したオナホで回転搾精(連続搾精)。
2-08ヤマグチ業務用掃除機に装着したオナホでバキューム搾精(連続搾精)。
2-09ヤマグチ【コンドーム着用】ヤマダをニノミヤに見立てて騎乗位(連続搾精)。
2-10ヤマグチ騎乗位(中出し搾精)。
2-11ヤマグチ連続ビンタ&騎乗位(中出し搾精)。
2-12ヤマグチ顔面踏みつけ&逆立ち挿入(連続搾精)。
3-01ヒラマツ雑誌を読みながらハイソックス足コキ。
3-02ヒラマツスマホを見ながらパンツ着用背面騎乗位素股。
3-03ヒラマツスマホを見ながらパンツ着用背面騎乗位素股。
3-04ヒラマツスマホを見ながらマグロ正常位(中出し)。
3-05ヒラマツ眠姦正常位(中出し)。
3-06ヒラマツ眠っているヒラマツに馬乗りパイズリ。
3-07ヒラマツ酔っ払ったヒラマツによる騎乗位(中出し連続搾精)。
3-08ヒラマツ自堕落眠姦(中出し)。
3-09タチバナ&クロカワ&ヤマグチペニスと顔面の素足踏みつけ。
3-10ヤマグチ背面顔騎&電動ドライバーに装着したオナホで回転搾精(連続搾精)。
3-11クロカワ乳首責め&騎乗位(中出し連続搾精)。
3-12タチバナクロカワとヤマグチの前で騎乗位(中出し連続搾精)。

販売サイト(DL版, パッケージ版)

ダウンロード版
パッケージ版
だーくワン!の販売作品リスト
エロゲーエロゲーレビュー
著者
Asmiya
Asmiya

旧サイト(DLdou)含めて10年近く、主にエロゲーのレビューや攻略記事を書いています。レビューは「その作品の購入を検討するにあたって必要となる情報を、出来るだけシンプルに詰め込もう」という観点から試行錯誤しており、時折書き方が変わることがあります。更新情報はTwitterやフィード(RSS)で配信しています。

Asmiyaをフォローする