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NTロボ『愛妻、同意の上、寝取られ 4 ~岩下家の母~』レビュー(評価:良)

『愛妻、同意の上、寝取られ』シリーズの4作目(続編ではない独立エピソード)。今回は寝取らせ直後の夫婦間での感想報告が見所であり、近親姦要素もある。

規格外の巨根で犯される人妻

主人公の妻である幸恵は、陰毛ありの場合、シリーズ史上最も陰毛の濃い女だ(*サンプル画像はパイパン版)。陰毛がヴァギナ周辺に無造作に生い茂っており、あまりトリミングされていない。また、前作までに登場したヒロインと比べると、多少は肉付きの太い体をしている。言動はサバサバとしており、言いたいことははっきり言うタイプにみえる。しかしそれでいて押しに弱く、恥じらいと夫への愛情も垣間見えるという、まさに寝取らせるためにいるような良妻だ。

寝取らせ嗜好のある主人公は、当初、幸恵にスワッピングを提案したが、「(夫が他の女とするのは)イヤに決まってるじゃん…」と断られた。しかし、それでも幸恵を他の男に抱かせたい主人公は、幸恵だけが他の男に抱かれるという条件で再度説得。彼のどうしようもない変態嗜好を知っている幸恵は、知らない相手は怖いので相手は知人に限るという条件で、一回限りの寝取らせを了承した。

そうして主人公が連れてきた男は、幸恵の飲み仲間の色黒マッチョ。彼の勃起したペニスはなんと彼自身の太腿より長く、太さは幸恵の手首ほどもあるという規格外のサイズであった。もともとマゾ気質のある幸恵は、そんな凶器じみたチンポの威力に抗えるはずもなく、獣のような喘ぎ声を上げながらただ犯されるのだった。

今作と前作までの寝取らせ的差異

今作と前3作の寝取らせ要素の違いは、主に2つある。

まず1つは、初回の寝取らせプレイ直後における夫婦の感想報告に重きが置かれていることだ。主人公は、襖の前で幸恵の嬌声を盗み聞きしていたが、それも最初のほうだけで全部は聞いていなかった。そこで、性交直後で汗だく全裸の幸恵と2人きりで対談し、元飲み仲間の男に抱かれていたときのあらましと感想を彼女自身の口から聞かせてもらうのだ。

ここでポイントとなるのは、主人公が襖の前にいなかったときの光景は、読者にも分からないということだ。幸恵が感想を吐露するのを引き金として回想に入る、という漫画的な演出もない。我々が知ることができるのは、幸恵がやや恥ずかしげに語るあらましだけだ。

幸恵のほうも自ら語るうちにそのときの興奮を思い出したようであり、彼女の体が“思い出し快楽”にわずかな反応をみせる。その様子をみて、ほんの少し前にあっただろう彼女の情事に思いを馳せるという内面的な意味でのエロシーンに2~3割ほどのページ数が割かれている。

もう1つの今作独自の寝取られ要素は、息子との近親相姦3Pだ(もう1人の男はもちろん色黒マッチョ)。プレイ中に息子を巻き込むだけなら2作目にもあったが、本作にはより直接的に息子へのフェラ二穴サンドイッチがあった。

そんな今までにない冒険を2つも成した本作を率直にーー身も蓋もなく評するなら、残念ながら不完全燃焼な作品だと言わざるを得ない。

終盤に近親姦要素があったのは、おそらく家族全員寝取らせて主人公だけが孤立するというシチュエーションを作りたかったのだろう。しかし本作は、初回の寝取らせプレイとその感想報告の段階で過半数を超えるページをすでに使ってしまっている。残り少なくなったページだけでは、近親姦への説得力ある導入が用意できず、結局はストーリーとエロシーンのどちらも上手く描き切れなかったという印象を受けた。

とはいえ、夫婦の感想告白まではちゃんと興奮できる良い作品であったのは確かである。終盤の近親相姦3Pをおまけ程度のものと見做すなら、ギリギリ良作だと思えなくもない。

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著者
Asmiya
Asmiya

旧サイト(DLdou)含めて10年近く、主にエロゲーのレビューや攻略記事を書いています。レビューは「その作品の購入を検討するにあたって必要となる情報を、出来るだけシンプルに詰め込もう」という観点から試行錯誤しており、時折書き方が変わることがあります。更新情報はTwitterやフィード(RSS)で配信しています。

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