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NTロボ『愛妻、同意の上、寝取られ 3 ~小川家の場合~』レビュー(評価:優)

『愛妻、同意の上、寝取られ』シリーズの3作目(続編ではない独立エピソード)。今作は前作や前々作と比べて寝取られ感がとても強い。エロシーンは、浮気セックス路上露出種付けセックスなど。

主人公とふみ子は子持ちの夫婦。今作の主人公もまた寝取らせ嗜好者であり、ふみ子を知り合いや取引先の男に抱かせていた。ふみ子は、その中の1人である若い男(青木)を気に入っており、彼氏のように扱っている。そしてそのことは、主人公も容認しているという関係だ。

ふみ子は明らかに寝取らせプレイを逸脱した“浮気”を楽しんでおり、それは夫に隠している事実だ。しかし実は、主人公のほうもふみ子に内緒で、青木からSNS上でのやり取りのスクリーンショットや痴態写真、動画を送ってもらっている。そのため、主人公はふみ子の浮気を知っているが、業の深い性的嗜好を持つがゆえに、それすらも容認しているのだ。

前作と前々作では、プレイ中の撮影や生配信などは当事者全員の承知の上で行われることだったが、本作ではついにそのお約束を破った。妻の視点では”夫に知られている”という前提がなくなったため、夫以外の男との関係が単なる”プレイ”に終わらない危険性が高まった。プレイとしての寝取らせの境界線上に足がかけられ、寝取られの領分へと近づいたわけである。

夫や息子の前では普段どおりの妻として振る舞いつつも、内心では次の浮気を期待しているふみ子は酷い女だ。それに重度のマゾヒストでもある。何故なら彼女は、単純な性交の快楽を期待しているのではなく、次はどんな”ひどいこと”をされるのかという浮気ちょうきょうを期待しているからだ。実際、今作の露出調教プレイは、日中の道路上で四つん這いになってアナルセックスしながら、小便臭い電柱を舐めさせられるという過去最高に恥辱的な内容であった。

また、一線を超えた寝取らせの帰結も、過去最高につらい精神的被虐感を伴う内容であった。

本作は、あくまでも寝取らせプレイの領分にあり続けた前作とは違い、寝取らせと寝取られの境界線上にある作品だ。そのため、寝取らせプレイを「あえて他人に抱かせることで夫への愛情を確認する行為」と認識している方にとって、本作は相性が良いとは言えないだろう。しかしそうではなく、「他人に抱かせることで本当に寝取られてしまうかもしれないスリルと被虐感を味わうための行為」と認識している方にとっては、本作はある意味では本懐を遂げた作品だと言えるのではないかと思う。

なお本作は、陰毛ありの場合、シリーズ中2番目にヒロインの陰毛が濃い作品である(*最も濃いのは4作目)。ある程度整えられてはいるけれども、マンコの周辺はもちろん、ケツ穴周辺にも毛があるほどだ。もちろん、陰毛差分が要らない場合は、今作でもパイパンを選ぶことはできるから、安心してほしい。

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著者
Asmiya
Asmiya

旧サイト(DLdou)含めて10年近く、主にエロゲーのレビューや攻略記事を書いています。レビューは「その作品の購入を検討するにあたって必要となる情報を、出来るだけシンプルに詰め込もう」という観点から試行錯誤しており、時折書き方が変わることがあります。更新情報はTwitterやフィード(RSS)で配信しています。

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