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pinkjoe『性癖改悪脳壊トレーニング』レビュー(評価:良)

人妻洗脳もの。ヒロインを性奴隷に堕とすというよりは、淫売に堕とすタイプの作品だ。エロシーンは口淫系多めで、乱交パーティ、孕ませ、おねショタもある。

あらすじ

結婚3年目の人妻〈芦屋ゆり〉はセックスレスであり、退屈な日常に飽いていた。そんなある日、彼女宛てに1枚のエロDVDが届いた。ゆりはそれを気持ち悪いと思いつつも、久しぶりの性的興奮に抗えず最後まで観てしまった。
その日以降も、ゆりの元にはDVDやアダルトグッズなどが送られてくるようになった。ゆりはエロ動画を鑑賞しながらオナニーに耽る日々を送るうち、本物のチンポをしゃぶりたくて仕方なくなってしまう。

本作は、DVDに仕組まれた洗脳プログラムを使い、女を快楽に依存させていく人妻洗脳ものだ。ただし、洗脳プログラムを開発し、ゆりに送りつけている連中は、彼女を手ずから調教しようとはしない(→遠隔調教)。彼らの主な目的は、(1)洗脳の研究実験(2)洗脳された女を使った秘密売春だからだ。彼らはゆりに(2)の目的にあった洗脳DVDを送りつけるが、ゆりはそうと知らずにDVDを鑑賞し、自らを洗脳していくのだ。

洗脳プログラムは口淫快楽に重点を置いており、DVDの中身もゆりと同じ人妻によるフェラが多い。洗脳されたゆりは、DVDの人妻と同じようにペニスを喉奥深くにしゃぶり、口いっぱいの精液を味わいたいという願望にとらわれる。性欲に支配されたゆりは性格も変わってゆき、夫への態度がどんどん酷くなっていく。さらには、客の中年男のチンカスやチンポ臭で発情するまでになり、夫不在の自宅でその男と種付けセックスさえもするようになってしまう。

この作品は、洗脳主が研究と金目当てで、ゆり自身にはさほど興味がないせいか、ゆりの扱いがとても酷い。ゆりは妊娠して中絶を余儀なくされたり、性病を患ったりもするが、洗脳主はゆりの居場所と新たな客を提供するだけだ。

本作は、ヒロインが騙されているとはいえ自ら堕ちていくため、堕ちきった彼女は性奴隷というより性格の悪い淫売といった状態になる。読者は、体臭がきつくてマンコに炎症を患っているセックス依存症の脳壊女というのはお好きだろうか? 恐ろしくターゲットの狭い作品ではあるが、同人であるならば、そういうニッチな需要に応えるのもアリだろう。個人的には、pinkjoeのそういう尖ったところがとても好きなので、次回作にも期待したい。

ちなみに、エロゲ・カタリではまだレビューしていないけれども、この作品が気に入るようなら報酬の姫君シリーズメスソムリエ female sommelierもオススメだ。

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著者
Asmiya
Asmiya

旧サイト(DLdou)含めて10年近く、主にエロゲーのレビューや攻略記事を書いています。レビューは「その作品の購入を検討するにあたって必要となる情報を、出来るだけシンプルに詰め込もう」という観点から試行錯誤しており、時折書き方が変わることがあります。更新情報はTwitterやフィード(RSS)で配信しています。

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